先週末、科学的な宣伝文句をよく耳にした。確か、フルーツがアルコール中の抗酸化物質の質を改善するとかいう内容だった気がする。実はこの件にはブログが関わっており、知らないところで興味深い問題が持ち上がっていたのだ。
友達がいて、報われるときはいつだろう?
Scientific American(サイエンティフィック・アメリカン)にこの問題に関する素晴らしいサマリーが掲載されている。それでは簡単に説明しよう。シェリー・バッツという名の科学ブロガーは、Journal of the Science of Food and Agriculture(ジャーナル・オブ・ザ・サイエンス・オブ・フード・アンド・アグリカルチャー)が出版した、問題の論文を徹底的に分析して、大手マスコミが報道していない面白い事実を幾つか発見したのだ。
具体的に言うと、ジャーナルではストロベリーとエタノールの組み合わせが最も抗酸化物質の効果を高めるとされていたが、彼女はエタノールよりも効果的なものがあったこと、そしてフルーツ(とりわけベリー)の腐食を防ぐアルコールとしてもエタノールよりも適するものがあったことを発見したのだ。そしてグラフと表を再投稿し、自分の主張を証明した。
それで問題は何かって?ジャーナルの弁護団から、彼女が著作権を違反しているので、すぐに記事を取り下げなければ、訴訟問題に発展すると綴られた手紙が送られてきたのだ。
ストーリーはハッピーエンドで幕を閉じるのだが(コンテンツの再投稿は「正当な利用」と見なされ、弁護団は主張を撤回した)、興味深いのは問題のブロガーが自分を守るためにとった行動だ。
当初、彼女は訴訟の恐怖に怯え、怖気づいていた。しかし仲間のブロガーからの応援に気づき、BoingBoing(ボインボイン:英語圏のサイトとしては最大規模)が取り上げるころには、この話題はかなり広がっていた。
もし彼女に友達がいなかったら、どうなっていたのだろうか?これこそブロガーが直面している本当の問題だと私は思う。もし彼女を奮い立たせるほどの多くの仲間のブロガーがいなかったらどうなっていたのだろうか?もし彼女がコリー・ドクトローを説得できずに、ボインボインがこの問題を扱っていなかったらどうなっていたのだろうか?さらに言わせて貰えば、もし自分のブログがUSAToday(USAトゥデイ)やPCWorld(PCワールド)やDaily Kos(デイリー・コス)がリンクを貼っているようなブログではなかったらどうなるのだろうか?
自分の友達が「何の役に立つのか」ということだけを考えるのは、金目当ての傭兵のようになってしまうが(皮肉にも彼らを見方につけるには完全に逆方向で考えることだ)、シェリー・バッツにとっては友達を持ったことが明らかに報われたのだ。実際にサイエンティフック・アメリカンでは「民衆」という言葉が何度も使われており、またブログで彼女の仲間のブロガー(そしてファン)が彼女を守るために駆けつけた熱意をミズ・ワットが説明する言葉としても「民衆」が使われていた。
疑問はまだ残る。もし「君」が彼女の状況に置かれたらどうなるだろうか?何人の友達やリソースを当てにすることになるのだろうか?
さらに疑問がもう一つ。有名ブロガーのみが「群集」形式の保護の恩恵を受けることができるのだろうか?それともソーシャルネットワークやソーシャルニュースを使えば、誰もが平等に恩恵を受けることができるのだろうか?
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