ずっと、ずっと前、あるブログの記事に、遥か遠くの国、中国の領土で粗相を起こさないように、ヤフー!が自分達のユーザーの情報を厳格な中国政府に晒したと綴られていた。
どうやら今になって彼らは自分達の過去の過ちの尻拭いに追われているようだ。囚人の家族が検索エンジンの女王、ヤフー!(王がグーグルなので)に対して敵対心に満ちた訴状を突きつけたのだ。
(Taipei Times(台北タイムズ))政治犯とその妻が、ヤフーが中国当局の反体制派の身元(後に暴力を受け、投獄された)の特定に手を貸したことに対して、同社が拷問に加担したとして昨日連邦裁判所でヤフーを訴えた。
訴状は外国人不法行為訴訟法と拷問者保護法に基づいて提訴された。インターネット企業の中国での活動に対してこのような訴訟が行われたことは過去にない。
訴訟によると王小寧は中国で10年間服役している。彼の妻、余陵、そしてその他の身元未確認の原告は賠償と、反体制派の身元を中国当局に教えないようヤフー!に求めた。
ヤフー!が個人情報を中国に渡していたことを初めて知ったとき、すでに彼らのサービスを幾つか利用していたので、非常にショックを受けた。中国にいる私の友達にこの件を知らせたところ(中国本土の人達は検閲後のメディアを「楽しんでいる」ため)、ヤフー!は少数のスタッフで店じまいをしていた。
ヤフー!が「すべての現地の法律に従わなくてはならない」云々というお決まりの言い逃れをしている。この言い逃れにより、グーグルのような彼らのライバルが政府を問い詰めないように期待されているのだろうが、成功していない(彼らのユーザーがその兄貴分から尋問を受けているのとは対照的に)。
私の個人的な意見ではあるが、市場でのヤフー!の問題点は質の悪いマーケティングでも、劣悪な製品でも、あるいはレベルの低い管理能力でもない。各個人の情報に対するユーザーからの信頼に問題があるのだと思う
もし企業が、反体制的な意見に対しては徹底的に潰しにかかるような政府に対して喜んで個人情報を渡してしまうようなら、その企業における、メール、画像、はたまた広告に関して信頼などできるのだろうか?
このような訴訟を起こして戦うからには、ブロゴスフィアだけでなく、一般市場からの反発も予想されるので、この家族がヤフー!から何かしらの補償を受けられることを心から願う。
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