TechnoSailor(テクノセイラー)のアーロン・ブラッツェルはSitepoint(サイトポイント)上で自分のブログを販売している。彼は「今なら」3万ドルというメッセージを加え、アピールしている。
彼の未来に何が待ち受けているのかは分からないが、彼が情熱と高く評価されているワードプレスへの貢献を忘れないことを祈る。
この件がきっかけでブログにふさわしい価格とはいくらなのか考えるようになった。
2005年10月、ブログの価値をテストできる、おもしろいガジェットツールが開発された。これはTechnorati(テクノラティ)での人気とランキングを組み合わせ、AOLとWeblogs Inc(ウェブログインク)の取引のように価値をドルに換算してもとめるツールのようだ。この取引は当時最大規模のブログの売却取引であった。
このツールを使って私はLorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)の価値を試してみた。2005年10月の時点で、私のブログは8万ドルの価値があったようだ。ワォ! 一ヵ月後にもう一度試したら、今度は14万5,651ドルであった。
現在、$77万6,807ドル4セントだった。
なんてことだ!
私のブログが株券なら、投資したほうがいいよ。すぐ分割するからね;-)
自分のブログの価値をチェックした私は、ブログヘラルドの価値も知りたくなった。ブログヘラルドの価値は96万4,234ドル32セントだった。チッ!負けた。
売るタイミングは?
どのようにして売るタイミングを把握することができるのだろうか?ブラッツェルは何か変化が欲しかったことを認めている。彼は思い切って、ブログを売る準備をした。
私が見つけた販売リストにアップされていたブログの多くは、所有者が飽きたり、ブログを多く持ちすぎて何とかしなければいかなくなったため、売ることに決めたと認めている。あなたがブログを売るとしたら、その理由は?
2005年、ProBlogger(プロブロガー)のダレン・ローズはいくらだったらブログを売るのか考えてみたようだ。タイミングが全てなのだ。
いくらだったらあなたはブログを売却するのだろうか?売値をどのように決めるのだろうか?
数ヶ月前私はDigital Photography Blog(デジタル・フォトグラフィー・ブログ)を1万3,000ドルでを売らないかというオファーを受けた。このオファーをメールを読んだとき私は笑いそうになった。一年程前に同じオファーを受けていたら、飛びついていただろうが、今はAdsense(アドセンス)からの収益で同じような金額が期待できることを私は知っている。しかしいったいいくらだったら売りたくなるのか考えるようになった。
今、誰かがあなたのブログを買いたいと言ってきたら、いくらだったらあなたは売るだろうか?一年前だったらどうだろうか?
売り時は存在するのだろうか?あなたにとっての売り時とはいつだろうか?
多くの人は飽きたり、すべて書き終えた時点でブログを売却する。しかしそれがブログの売り時なのだろうか?
売り時は人気が最高潮にあるときだ。上手くいっているときがいい。Digg(ディグ)やWired(ワイアード)や他のトラフィック生成ソースからのヒットを数回受けた直後がいい。あなたのブログの注目度が最高潮に達したとき、その瞬間こそ価値が最も高く、購入者への見栄えがいいということだろうか?
ただ単にブログを売るのではない、ブログの基盤、つまり読者、評判、コンテンツの品質、そして被リンクを売ることになるのだ。ブログの調子がよければ、おそらく高い売値がつくはずだ。
ブログの本当の価値はいくら?
3万ドルあるいは77万6,807ドル4セントのブログを作るには何が必要だろうか?
ブラッツェルはブログの市場性のある資産をリストアップしているが、この中にはGoogle PageRank(グーグル・ページランク)、SEOMoz.orgのPagestrength(ページストレングス)、テクノラティのランキング、Google Inbound Links(グーグル・インバウンド・リンク)、フィードの購読者、そしてウェブトラフィックの統計データが含まれているが、ブログを売るために強調すべきセールスポイントには何が挙げられるだろうか?
ブログを売買する基準を調べてみた。買う価値のあるブログにするには何が必要なのだろうか?ブログの買い手は何を望んでいるのだろうか?
ブログの売買はまだ新しい市場だ。ドメインの売買のほうが歴史は古い。ドメイン名を買うことにも似ているが、コンテンツ付きのブログを買うのとはまた異なる。ドメイン名を買うということは、建物のない不動産、つまり住所を買うようなものである。ブログを買うということは、建物も買うということだ。
BloggerTalk(ブロガートーク)はブログ売買のガイドラインを提供している。これは特に彼らのフォーラム用に考案されており、販売しているブログあるいはブログの購入についての提案がなされている。
ブロガートークがブログ販売リストに載せるために要求している情報はかなり基本的なものが多い。彼らはブログのトラフィック、収益源、平均的な収益、その他の経済効果、さらにグーグルのページランク、Alexa(アレクサ)のランク、そしてヤフー!とグーグルのキーワード検索の結果を求めている。またブログを設立した日、ブログを書く頻度そしてブログのプラットフォームもまた伝える必要がある。
売り手と買い手候補との議論を見てみると、買い手はトラフィックがどこから来るのかも知りたいようだ。被リンクの価値は高い。グーグルやヤフー!の検索結果からだろうか?それともディグ、ワイアード、Slashdot(スラッシュドット)、Engadget(エンガジェット)、あるいはその他のソーシャルブックマーキングサイトやネットワークスタイルのサービス、はたまたブログからのリンクであろうか?ブログにリンクを貼っている安定した、歴史のあるサイトやフォーラムがあるだろうか? バックリンクの正確な数はサイトの収益力の将来性を判断する際には重要になってくる。
一ヶ月平均のトラフィックも求められているが、トラフィックが上昇する時期と原因、そしてトラフィックのうちどれぐらいが堅実にもどってくるトラフィックなのかも買い手は知りたがっている。ディグが原因の上昇だけでは不十分のようだ。
Blogspot(ブログスポット)のブログはブロガートーク、そして私が訪れた複数の販売サイトでは販売できないようだ。リダイレクトされたサイトも認められていない。リダイレクトが面倒という理由以外には特に明確な理由は示されていない。無料のWordPress.com(ワードプレスドットコム)のブログも条件を満たしていないのだろうか?
彼らは自分が売ろうとしているブログについての具体的な説明を求めている。全てを売ることも、ドメイン名だけ売ることも出来る。ブログの販売には、ホストサービス、全ての権利、ライセンス、商標、カスタマイズ済みのプログラミングそしてコードなど全ての情報が記載されているだろうか?それともコンテンツとドメイン名だけを販売しているのだろうか?保有しているライセンス、著作権、その他の知的財産についてはどうだろうか?コンテンツは自分でとっておくのだろうか?いったい何を販売するのだろうか?
多くの買い手は「すべて」を欲しがっている。ホスト、そしてその場所にあるすべてを引き継ぎたいのだ。しかしパッケージの一部のみを販売し、残りはすべて自分で管理することを望むブロガーもいる。そこで「このブログを買いませんか」という記事を投稿する際には、自分が売るモノを具体的に列挙しなければならない。
もしパッケージ化されたブロガーが自分をブログ販売の対象としているなら、所有権が移譲した後の自分の責任について具体的に説明する必要がある。すべての権限を委譲するのだろうか、それとも運転席を譲り、記事の投稿のみに専念するのだろうか?あるいは完全に放棄するのだろうか?極端に有名なタレントが中心であったブログの場合、新しいオーナーは前オーナーに帰ってきてもらいたい時もあるだろう。少なくとも移り変わりの間ぐらいは一緒にいて欲しいはずだ。
フォーラムオークション形式で、サイトポイントも定評のあるウェブサイトの販売を行っている。彼らはウェブサイトの販売に関するFAQ(pdf)とウェブサイトの購入に関するガイド(pdf)を提供している。
ブログの価値を確立する際に彼らが強調している点はブランドの力だ。
ドメイン名と同じように、もし自分のウェブサイトがあるコンテンツのニッチにおいて有力ブランドであるなら、価値が加わることが見込まれる。たとえば、サイトポイントという名前自体に実質的な価値がある。このサイトがウェブの開発者の間では有名ブランドであり、世界中の販売業者が利用しているからだ。
また、彼らはインベントリー(利用可能な場合)、プログラミングのカスタマイズ、スクリプトのライセンス、そして既存のコミュニティ(常連の読者)も加えている。シンジケート化する権利と契約をブログの価値のコンテンツとサービス面に包括させることもありだ。
リストを見ていて、「評価済み」と記載されたブログを少数発見した。いったい誰がブログを評価するのだろうか?販売するブログをどうやって評価するのだろうか?
Digital Point(デジタル・ポイント)はドメイン評価を行っている。彼らのドメイン評価ガイドと評価:Aガイドによると、ドメイン名の市場性に関する品質を「格付け」するには10点制が適しているようだ。彼らにとっては、名前が大切であり、サイト自体の歴史は大して重要ではない。しかし真面目な買い手にとっては歴史も必要である。とりあえず彼らの評価にとってはそれほど重要ではないようだ。
デジタル・ポイントも売買できるサイトを紹介しているが、フォーラム内にガイドはないようだ。
私は隈なく探し回ったが、他のリソースやブログの評価を専門分野としている専門家を見つけることができなかった。いったいどうやって評価を行ったのだろうか?誰か知っている人はいるだろうか?他にブログを売買しているサイトは存在するのだろうか?
ブログを売るためのセールスポイント
私のちょっとしたリサーチで判明した、ブログの売買でよくリクエストされる情報を以下に掲載していく。
すべての情報を公開する必要はないが、購入者に求められたときに備えて、全部用意しておこう。
• ドメイン名: 名前には可能性が秘められている。そして名前はマネーだ。もしドメイン名が簡単に受け入れられ、記憶に残るような名前なら、これもブログの価値に加わる。ブログのタイトルはドメイン名に見合っているだろうか?購入者はこういうことも真面目に考えている。
• ブログの設立年月日: ドメインの年齢はグーグル・ページランクにとっては重要だ。
• グーグル・ページランク
• SEOMoz.orgのペーグストレングス
• テクノラティのランキング
• Alexa(アレクサ)のランキング
• ヤフーとグーグルのキーワード検索結果: どの検索キーワードが堅実に多くのトラフィックをもたらすのか。
• ブランディング: 知名度と価値。
• 広告の譲渡可能な収益 : 金額だけでなく、広告の契約や取り決めに関する情報も含まれる。
• ウェブのトラフィック統計データ: 先週、先月、過去半年、過去一年、可能ならばそれ以前のデータも。
• 最近のトラフィックの急増: ディグ、スラッシュドット、ワイアード、エンガジェット等に取り上げられたことによる、最近のトラフィックの急増をリストアップ。
• 継続的に戻ってくるトラフィックのレベル: より継続的に戻ってくるトラフィックはどれぐらいか?
• フィードおよびフィード購読統計: 何人購読しているか?フィードの種類、そして何種類のフィードが提供されているか。ブログにはカテゴリー特定のフィードが含まれているか?
• ユニークビジターの統計
• 市場特定のコンテンツ解説: ブログの業界あるいは市場が特定され、特定の団体に向けて提供されているか?
• 投稿/記事の数
• コメントの数
• 読者層: ブログはどのような層に必要とされているか、そしてどのような層が頻繁に戻ってくるのか?
• グーグルのインバウンドリンク: 簡単に確認できるので、正直に。サイト内のリンクをインバウンドリンクとして数えないように。外部サイトからブログへのリンクのみを計上すること。
• インカミングリンクのソース: 大部分のリンクのソースはどこか?
• ブログ・ネットワークやソーシャル・ブックマーキング・ネットワークへの加入: 譲渡可能か?
• メールのリスト/購読者: サイトにはメールを介した購読者が含まれているか?含まれているなら、何人?どれぐらいの頻度で連絡を取っているか。
• ニュースレター: ブログはニュースレターを提供しているか?何通?頻度は?内容は?ブログと統一感があるか?それとも完全に別物?
• フォーラム: ブログにフォーラムあるいはディスカッション/チャットコーナーはあるか?フォーラムに関連する統計値とメリットは?
• プレスからの取材: ブログやブロガーの中にはニュースの情報源になったり、自分達がニュースになっている場合がある。ブログは最近のニュースの話題やレポートで特集されたことがあるか?ニュースのリソースとして頻繁に引用あるいはリストアップされているか?
• ブログに関連するイベント: ブログに関連する特別なイベント、会議、あるいは定例イベントがあるか?継続する予定はあるか?Blog-a-thon(ブロガソン)に継続的に参加しているか?毎年恒例のテクノロジー会議を取材しているか?
• スポンサーシップ: ブログはイベント、プログラムあるいはその他の企業やブログに出資しているか?プロモーション、評判、その他の商業団体との取引を通じて提携したのか?
• アセットの一覧: ウェブページのデザイン、プラグイン、コメント、文書のコンテンツ、画像のコンテンツ、オーディオおよび動画ファイル、プログラミングファイル、ダウンロード可能なコンテンツ、アーカイブ、関連するコンテンツ、コードも販売に含まれているか?
• 知的財産の一覧: 著作権、ライセンス、カスタマイズされたプログラミングコード、商標などは販売に含まれているか?ライセンス譲渡の契約はどうなっているか?更新料等は扱っているか?
• ホストサーバー契約の譲渡: 譲渡は含まれているか?ホスティングの契約そして機能を解説する。
• シンジケート化する権利および契約: どのように、そして誰にシンジケート化するのか?
• 販売後の参加: 留まるのか?去るのか?共同管理するのか?管理権は放棄するのか?何らかの方法で参加を続けるのか?今後も関与するなら、具体的に説明する。
• オフサイトから利用、引用されたオンサイトのコンテンツ: ブログに外部のブログやウェブサイトで利用された画像、プラグイン、スクリプト、ツールあるいはその他のコンテンツはあるか?それはどのように維持されるのか?
• ユニークなコンテンツ: コンテンツはユニーク?オリジナル?それともリンクのリストやブロッククォートが大部分を占めるのか?
• ブログの現状: 投稿は現在も続いているか?それとも古くなってしまっているか?ブログは現在どんな状態か?
• 投稿頻度: 投稿頻度のパターンは出来上がっているか?読者はコンテンツの定期的な配信を期待しているか?それはどれぐらいの頻度か?
• コンテンツの鮮度: コンテンツの「タイミング」はどの程度時代にマッチしているか?すぐに時代遅れになってしまうか?それともずっと使えそうか?
• ライバル: ブログのライバルはどこか?どのようにして追いつけるか?
• ブログのライター: ブログのライターは一人だけか?それとも複数のブロガーが投稿しているのか?販売により彼らにはどのような影響が及ぶか?彼らも販売に含まれているのか?コンテンツに対する彼らの権利は何があるのか?著作権かは譲渡可能か?
• 競合禁止契約: ブログの販売者は販売後すぐに同様のブログを作成することは制限されるのか?そうなら、制限期間はどれぐらいか?あるいはこのような契約は結ばれないのか?
• 販売後のインベントリーの利用: 新しいオーナーは同じプログラム、プログラミングコードそしてコンテンツを利用することができるのか?これらを利用するために必要になる、長期間の許可、費用、契約はどのようなものか?
• ブロックまたはブラックリスト: 今までスパムのブラックリストに載ったり、ブロックされたことはあるか?あるならその理由とブロックとブラックリストから解除された経緯を説明する。
他にも何かリストアップするべき情報はあるだろうか?
ブログを売ったことはあるだろうか?あるいは売ることを考えているだろうか?もしブログを売るつもりなら、あなたにとって一番重要なポイントは何であろうか?買い手にとってブログを魅力的にするにはどうすればいいのだろうか?
アップデート: テクノセイラーの販売はキャンセルになったようで、発表には今後私が議論していくであろう興味深い見解に触れられていた。続報に注目。
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ローレル・ファンフォッセンはブログとWordPress(ワードプレス)をテーマとしてLorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)でブログを書いている。
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