もはやトイレでTwitter(トゥウィッター)が使われるようになる日が来るのは時間の問題だろう。トゥウィッターが何か知らないなら(理由はオンラインのテクノロジーを軽視しているのか、タンスに閉じ込められていたかのどちらかだろう)、非常に問題だ。しかしその問題とはまた違った問題がある。
もしオンラインのテクロノジーをチェックしているなら、トゥウィッターがどこにいても、いつでも、自分自身のことをブログよりも桁違いに簡単に、即座に配信できるツールだということはご存知のはずだ。トゥウィッターに関しては、日常的すぎたり、プライベートすぎたり、つまらなすぎるからと言って、投稿しないルールは通じない。最近サウス・バイ・サウス・ウェスト(SXSW)会議においてトィウィッターの利用がギークの間で爆発的に広がり、トゥウィッターをしているという意味で、I Twitter(私はトゥウィッターしている)という用法が頻繁に使われるようになった。
私が思うにトゥウィッターはよく考えられたアプリであり、その他のテクノロジー同様、利用方法によって良くも悪くもなる。トゥウィッターは元来自己顕示力の強い人や、詮索好きなブログのライターや読者の傾向を際立たせているようなので、少し驚いた。ブログの記事は従来から短いものが多いが、トゥウィッターはこの流れを極端に実現し、ウェブが元々助長している、多動症候群をさらに促しているのだ。
ジェーソン・カラカニスを例にとって見てみよう。彼は昔から熱心にブログを書いている。鋭い記事を投稿するのは日常茶飯事で、物議を醸し出すこともあるが、常に興味深い記事を投稿している。彼は現在ブログ全体の90%をトゥウィッターに頼っており、一週間トゥウィッターのみでブログを書こうとしている。それではジェーソンのトゥウィッターのフィードを見てみよう。
@scobleには1,498人もファンがいるみたいだ。うんんん…ワォ?! 24分前:ウェブ 誰が一番トゥウィットしているのか、ファンを集めているのかを表示するトゥウィッターのリーダーボードはないのかな? 500+、1,000+等はどんな人だろう。37分前:ウェブ
@scobleizerが質問を投げかけている… 次のLA会議はいつだろう!?!ブロガーBBQを開催しよう!一時間前:ウェブ スコブレイザーへ返信
ask a ninja(アスク・ア・ニンジャ)ヤバすぎる! http://www.askaninja.com/no… 約1時間前:ウェブ
本日のファン、500人を突破…君たちは誰?ここで何してるの?マジで、jasoncalacanis what you want 2 hear経由で教えてくれないかな。約1時間前:ウェブ
簡単だ…Bbqをインストール…カラカニスの屋台ではハンバーガーをご提供! 約2時間前:テキスト
たぶん明日はトレーニングして、点心食べてニューヨークタイムズ…LAでどこかいいディスカウント・ストア知っている人いない?約2時間前:テキスト
コーヒーとニューヨークタイムズとウォールストリートジャーナルとトゥウィッターと雲がかった裏庭=この上ない幸せ。我が人生、すこぶる順調。約2時間前:テキスト
コービーが65点…シーズン記録だ。ワオ…しめしめ。約14時間前:テキスト
レイカース、延長戦に突入。約14時間前:テキスト
トゥウィッターはサーバー何個使ってるんだろう?約16時間前:テキスト
レイカース戦、プライベートボックスにプロジェクトXのチーム。約17時間前:テキスト
フラッシュ/ビデオ/ユーチューブが使える電話知ってる人いない?Blackberry(ブラックベリー)はサポートしてないよね?約23時間前:テキスト
@nick: もうバージンじゃないの?!?!知るか! 約24時間前:テキスト nickへの返信
@kentnichols: ニンジャのHIITトレーニングやってるよ…20分の間に時速8.5~10マイルの速さで1分間走を7本。詳細は後ほどcalacanis.comで。10:08 AM3月16日, 2007 kentnicholsに返信:テキスト
Cakeを聞きながらトレッドミルでトレーニング。ララルラルラララララララリララルラララ 09:49 AM 3月16日:テキスト
すぐにスタジオゲストに加えたい..ニンジャ、スコブル、ジミー・ウェールズを同じ番組に!! 09:40 PM 3月15日, 2007:テキスト
@gaberivera: フィードバックありがとう.. 今日の設立者の話… ビデオは明日、ウィキペディア百科事典のアンドリュー・リーも。他にもまだまだありそう…09:39 PM 3月15日, 2007 gaberiveraに返信:テキスト
サウス・バイ・サウス・ウェスト(sxsw)でアスク・ア・ニンジャにやられた。… 11時にビデオだ! 暑かった… ビデオ、ゲットしたよーーーー08:44 PM 3月15日, 2007 :テキスト
ジェーソンはおもしろい男だ。彼のトゥウィッターのフィードは恐らくトゥウィッターのフィードの取得先と同じぐらいおもしろいだろう。当然ながらジェーソン・カラカニスをおもしろいと思うには、彼の生活のささいな出来事をおもしろいと思うことが前提条件となる。
ここで興味深い疑問が浮かぶ。もしジェーソンがすべてのブログをトゥウィッターに切り替えたら、ジェーソンのオンライン配信の価値はどのように変化するのだろうか?もう以下のような長い、おもしろい記事を読むことはできなくなってしまうだろう。
「Squidooは巨大で、薄汚いSEOに手にわたってしまうのか?」
「ソーシャル・ブックマーキング入門 : 自分の意見で投票/反対投票しよう。(そうしないとケビン・ローズが追い込まれる)」
「Wikipedia(ウィキペディア)の技術が不明瞭化:ウィキペディアが99%の参加者を遠ざける3つの手法」
また、トゥウィッターのようなサイトで人気を集めそうな、ファットブログブームを一人で始めるのは難しいだろう。さらに140字以内で人々を鼓舞するのも、これまた難しそうだ。
トゥウィッターが配信・コミュニケーションの形として不適格であり、このブームから学ぶことはない、と言っているわけではない。実際に可動性と即時性という面ではブログのソフトウェアに圧勝している。ここで私が掲げている課題は、みんなが長い、つまり段落のあるブログではなく、トゥウィッターを使い始めたら、どうなってしまうのかということだ。
当然だが、これは特に新しいことでもない。長い記事を印刷物に書いていた人々はオンラインコンテンツの注目時間が短いことを嘆いている。— 完全な注目の崩壊そして風化に向かう展開において、次の過程がトゥウィッターであるというだけのことだ。
それで、私がトゥウィッターを使っているかって?今、アカウント(もう一個ドメインをゲットする)を設定している。しかし未だに、自尊心と虚栄心を十分に築きあげて、私の逐一の行動が他人にとって重要であったり、興味深いものだと信じられるまでには至っていない。でもやってみるよ。
[スコット・カープは従来どおりの感覚でPublishing 2.0(パブリッシング2.0)でブログを書いている。]
[原文へ]
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