これもスティーブ・ジョブズの現実歪曲空間だろうか?それともアップルマニアの少年(あるいは少女)の悪戯だろうか?もしくは噂話だろうか?宣伝に関して、もう一押しの情報を引き出したいなら、頼りになるのは結局ソーシャルメディアだ。USA Today(USAトゥデイ)に掲載されている記事によると、ハーバード大学ビジネス学部のデビッド・ヨッフィー教授はアップルが噂を大量に作り出し、これが無料の広告となり、発売が迫るiフォンの無料宣伝費が約4億ドルに達するだろうと見ている。
テクノロジー業界の大物が、去る1月、ラスベガスで開催されたコンスーマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で新製品や機器を紹介していた一方、アップルはCESではなくサンフランシスコで開催されたマックワールドエクスポで、ミュージックプレイヤー、携帯電話そしてインターネット機器を組み合わせた新製品、iフォンを少しだけ見せ、注目を集めるという大胆な賭けに出た。
アップルのCEO、スティーブ・ジョブズの賭けはベガスのスロットでコインが噴出すかのような勢いで、成功を収めた。新聞のヘッドラインやテレビのニュースでは怒涛のようにiフォンが取り上げられ、すでに4億ドルもの無料広告効果を上げているとハーバード大学ビジネス学部のデビッド・ヨッフィー教授は述べた。「製品の発売に関して未だかつてあれほどの注目を浴びた企業はない。前例がないのだ。」とヨッフィー教授は続けた。
4億ドルを超えるのではないかと私は思う。ブログ、ポッドキャスト、そして各種ソーシャルメディアサイト等のメディア効果を忘れてはいけない。ブロガーはポジティブな意見であるか、ネガティブな意見であるかは関係なく、アップルやiフォンネタが大好きなのだ。アップル経由のネタは、ブログに書く価値があるのだ。噂話、なんと素晴らしい響きではないか。
記事はさらにアップル製品が人気を博す理由を掘り下げて探っている。その中には、革新的な製品、頭に残る広告、シンプルな製品ライン、さらに演出スキルが挙げられており、これらをどうやって組み合わせるとアップルがここまで話題に上るようになるのかが述べられている。
アップルが誇る、注目を集める戦略はどの会社にとっても勉強になるはずだ。見た目のいい、革新的な製品を作り、最新の製品ラインを用意し、脳裏に焼きつく広告に投資するのだ。そして消費者ベースに取り組み、消費者の気分を盛り上げ、彼らに口コミで宣伝してもらうのだ。忘れてはいけないことがある。世間とメディアに常に驚きを与え、多くの注目を集めるのだ。
ただし、アップルやその製品の素晴らしさを広めるあらゆる噂が、同社のPC市場のシェアを大幅に広げているわけではないことを付け加えておこう。アップルが3%というマイナーなシェアを改善するには時間がかかるだろう。それでもiフォンへの期待はウォールストリートでも熱を帯びてきており、アップルの株価を上げている。
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