Tuesday, 7 October, 2008

マーケティング用のマイスペース、PR用のフェイスブック

2月 23日 at 4:00 pm by クリス クラーク -

この間の晩、私は10年近く会っていなかった友達と遊んだ。我々はここトロントから遠く離れた学校のクラスメートだった。彼らと話していて、我々を一つにすることができる、特別なサービスが心に浮かんだ。ソーシャルネットワーキングだ。

PRの専門家として私はいかなることに関しても最新の情報を掌握しておきたい。ブリトニーの活動停止からビジネスの買収劇、些細なことも欠かせない。PRがキャリアとして現実視されていなかった数年前、私はソーシャルネットワーキングの虜になった。最初は寂しかった。本当に寂しかった。他の人にも分かってもらえると思うが、初期から関わっているのが楽しいのだ。他の人がそれを発見し、人気が出ていく。これに間違いなく当てはまるソーシャルネットワーキングサイトは2つしかない。それがFacebook(フェイスブック)とMySpace(マイスペース)だ。

私にとっておもしろいのは、フェイスブックでは友達リストが賑やかだが、マイスペースは未だに寂しいことだ。独走態勢に入り、ここ数ヶ月間はイヤになるほど名前が出てくるネットワークとしてはいささか奇妙ではないだろうか?私は変だと思う。しかしこの現象を説明するのは非常に簡単なことだ。フェイスブックはオンライン上の既存の友情を広げていくもので、IMやメールでは絶対上手くいかない方法で友達と連絡を取り合うことができる。一方、マイスペースは、私の意見と経験を踏まえて言わせてもらうと、それが欠けているのだ。

このことを思いつくのに数分しかかからないのは目に見えている。マイスペースは音楽や有名人、映画、コメディー、あらゆるジャンルの芸術のプロモーションには有効であり、通常は人や、場所そして物事を紹介するために使われている。また、多かれ少なかれ、マイスペースはブログソフトと同様に、軽量コンテンツ管理システムとも言える。新しいGeocities(ジオシティーズ)と考えてもらって結構だ。つまり大筋広告支援を受けているウェブサービスであり、友達を結びつけ、ソーシャルネットワーキングサイトになるために作られたのかもしれないが、フェイスブックのほうがこの点に関しては遥かに優れている。

ソーシャルネットワークとしてのフェイスブックの機能はマイスペースを凌ぐ。フェイスブックはマイスペースのように万人受けすることを目標としているわけではない。サービス開始当事の対象は学生のみのソーシャルネットワークで、商業的な利益や広告は全く存在しなかった。それ以来変わったことと言えば、ネットワークが学生以外にも公開されたことだけだ。フェイスブックでは販売目的の個人的なメッセージやランダムな投稿でイライラすることはない。少なくとも今まではね!フェイスブックは今のところソーシャルネットワーキングの理想郷だと言える。

この二つのサイトが似ていることもまた明白だ。フェイスブックが人を結びつけるということが違いだ。基本的にグループは人々が自ら提携するためのチャンネルである。私は小学校のチャンネル、高校のチャンネル、大学のチャンネル、専門学校のチャンネル、そして住んでいる場所のチャンネルと自分自身とを結びつけた。チャンネル内の人々とはフェイスブックに用意されているハイパーリンク(マイフェイスにはない)を賢く利用することで、簡単に連絡を取ることができる。どうやって説明すればいいのか分からないが、フェイスブックはマイスペースよりもずっと上手くユーザーの情報を分類しているのだ。どちらのサイトでも情報、コンテンツ、グループ、チャンネルそして何であれ作るのはユーザーだが、分類方法がスムーズに行われるのは断然フェイスブックだ。

これだけ言っても、なぜマイスペースがマーケティング担当者用で、フェイスブックがPR関係者用なのかを説明する必要がある。マイスペースを使っているのがマーケティング担当者で、フェイスブックを見ればPR関係者がいるということを言いたいのではない。哲学的な観点から言うと、マイスペースはマーケティング担当者に向いていて、フェイスブックはPR担当者に向いているということだ。製品やサービスを消費者に届けようとするマーケティング担当者にとって、マイスペースを入場券と例えても問題はない。マイスペースでは多くのユーザーの友達は、セレブやスポーツ選手、ミュージシャン等なので、リレーションは深いものではない。マイスペースに時間を費やす人々は楽しませてもらったり、宣伝を見たり、プロモーションを見るためにそこにいるのだ。これに対して、30秒で発見。一目瞭然、それがフェイスブックのすべてだ。こういうことを言ってしまうとマーケティング業界を軽視しているように思われてしまうが、それは百も承知だ。間違いなく私は一般論として話している。そのことに関しては謝罪しよう。しかし議論のためには致し方ない。マーケティング業界の皆さん、我慢して下さい。

理想として、PR関係者にとって第一に重要なのは、現実に存在する人間であり、より個人的なレベルで他の人たちに接触しようとすることだ。我々は集団を動かすことよりもリレーションを築くことに興味を持っている。プロモーションやセレブ、そして100万人以上の「友達」に友情を求める人のメッセージのような見世物なんてどうでもいい。我々は優しく説得しようと心がけているのだ。ケンカを売るつもりは全くない。多くのPR関係者は、最新の流行や話題の新しい出し物を売ろうとするのではなく、あなたのエゴを優しく撫でるのだ(中には小銭を探してポケットに手を入れてくる輩もいるが、これは全く別の次元の問題だ)。リレーション、これがフェイスブックの代名詞だ。

さて、裏道を辿ってきたわけだけど、どっちのソーシャルネットワーキングサイトで今まで連絡の取れなかった2人の友達を見つけたのかもう分かったはずだよね?

[クリス・クラークはカナダのトロントに本社を置くThornley Fallis Communications(ソーンレイ・ファリス・コミュニケーションズ)に勤務している。またPRとソーシャルメディアに関するブログ、Student PR(スチューデントPR)でブログを書いている。]

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