多くの人にとって、民主主義を浸透させるためには、透明性という原則を外すことができないと考えている。人々は毎日、メディア、ビジネス、そして政府に透明性を高めるように要求している。ソーシャルニュースサイトもその傾向に向かっている。これらのサイトではユーザーが民主的にニュースを編集できる公平な立場を与えているが、ユーザーの行動における透明性がこれらのサイトでどのような効果を期待されているのだろうか?
半透明
Digg(ディグ)は投稿やコメントをポジティブかつネガティブに評価できることを特徴としている。ストーリーへのポジティブな投票は完全に透明であり、投票した人の一覧を見ることができる。コメントへのポジティブな投票は半透明であり、コメントにポジティブな投票を直近に行った友達数人が表示されるだけだ。すべてのネガティブな評価、つまり反対投票とコメント拒否はともに非公開だ(ディグ・スパイの反対投票表示を除く)。
ディグでの透明性は大抵の場合、受け入れられている。これまで何度も組織投票を阻んできた。しかしネガティブな評価において透明性がないため、反対投票を行う人への信頼性が確保されない。このため、同様にユーザーやサイトが投稿を禁止されるまで故意に反対投票を行うグループ、「反対投票組織」の温床になってしまった。
完全な透明性
Netscape(ネットスケープ)では、ストーリーとコメントの両方に、ポジティブそしてネガティブな投票を行うことができる。投票やシンク(反対投票)には完全に透明性が確保されている。すべてのストーリーやすべてのコメントにおいてもポジティブな投票をした人や、ネガティブな投票をした人のリストを見ることが出来る。
ディグと同様に、ネットスケープはユーザーに対して投票に透明性を持たせることで得をしている。これまでも多重アカウントの組織投票を割り出すことに役立っている。しかし透明性がソーシャルな雰囲気に若干影響を及ぼしているのも事実である。自分の投稿やコメントがネガティブに評価されたときに個人攻撃に走るユーザーも中にはいるからだ。その結果コミュニティの中に憎悪が渦巻く場所ができてしまう。
透明性なし
Reddit(レディット)はポジティブ/ネガティブな投票システムを投稿やコメントに用意している。すべての投票が非公開だ。ポジティブな投票数とネガティブな投票数のみ公開されている。
透明性がないことが、ディグのように、レディット上のストーリーに対して悪意のあるネガティブな投票を助長している。新しい投稿を自動的に反対投票する荒らしやボットの報告もされている。
Newsvine(ニュースバイン)は記事やコメントに対してポジティブな投票のみ認めている。そしてレディットのように透明性は確保されていない。
ニュースバインにはネガティブな投票システムが用意されていないものの、スパムされた記事や、不正確な記事、そして不適切な記事等をユーザーが報告できる機能が備えられている。この報告システムを悪用して、記事を削除させているユーザーがいるという非難を受けている。
…
ソーシャルニュースサイトの透明性が増すと、ユーザー同士の信頼性も増す。ユーザー同士での露出度が上がれば、お互いの強みや弱みを把握するようになる。そのため、私は上記に上げたサイトすべてがユーザーの行為における透明性をさらに高めてくれるようお願いしたい。
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