ブログで本名使ってる?

このエントリーをはてなブックマークに追加

私は「いったいあなたは何者?」を書くことで、ブログの「プロフィール」ページに、自分が誰なのか、なぜブログをするのか、そしてなぜ掲載する記事を読んで欲しいのか等、しっかりとした情報を載せることを薦めた。

ブログのおもしろさの要素に匿名性がある。誰もブロガーの素性を知らない。しかしブログ内の情報を信頼するためにはあなたのことをある程度把握する必要がある。本名を名乗る必要はないし、メールアドレスを載せる必要もないし、自分が持っている他のサイトのURLを教える必要だってない。何を載せるかは自分次第。自分の素性を少しと、なぜ読む価値があるかを教えてあげれば、あなたのブログの裏側を垣間見ることができるので、もう少し信頼することができるのだ。

そうすることで、あなたが書いている記事のテーマを理解するのにも役に立つ。地球上のあらゆるものをトピックに選んでいるなら、その旨と理由を教えて欲しい。トピックの範囲が狭いなら、あなたがそのトピックをテーマに選ぶ資格がある理由と経験談を教えて欲しい。

私はプライバシーの保護が非常に重要だと思う。特に個人の特定や情報の保護が真剣に取り組まれるようになってまだ日が浅い。どの情報を渡すのか、誰に渡すのか、そしていつ渡すのかを決めるのは私たち自身だ。

それでも、「プロフィール」ページには、本名や個人情報を載せるかどうかは自由だとしても、あなたの素顔をちょっとだけ見せて欲しい

あなたがコンピューター・プログラミングの専門家なら、歴史や文学の学位を持っているなら、ウェブデザインの経験が10年あるなら、あるいは過去20年間、世界中を探検して6万マイル(約1万キロメートル)歩いたなら、その証明にちょっと経歴を教えて欲しい。そうしてくれるならどんなペンネームにも我慢できる。あなたが書く記事に裏付ける専門性があることを少し教えて欲しいのだ。

この立場に固執していたら、ジェフが残してくれたコメントの質問に不意打ちを食らってしまった。ジェフは次のような疑問を投げかけてくれた。

「プロフィール」ページに本名を載せなくても問題ないって言ってたよね。それはいいのかもしれないけど、もしブログの人気がでるようになって(君のブログのように)、友達や同僚がブログを発見する可能性は高くなるとしよう。つまり最初から偽名を使うわけだ・・・。そして結局自分のことがバレたら自分にとっても読者にとっても気まずくなるのではないだろうか。

ブログが有名になって、読者がブログのあなたが本当のあなたではないと気づいてもいいのではないだろうか?私がジェフに言ったことを以下に転載した。

マリリン・モンロー、ロック・ハドソン、スティーブン・キング、アガサ・クリスティ、ルイス・キャロル、L. フランク・ボーム、キャロリン・キーン・・・。こんな面々が属するクラブがあったら参加したいと思わない?上記の人物は全員何かしら理由や目的があって本名ではなく、ペンネームを使っている。

もしペンネームを使ってブログの人気がでたら、ラッキーだと思うようにしよう。

ブログで本当の自分をさらけだすことはどれぐらい大切なのだろうか?本当に重要なのだろうか?ベティ・ブロガーの本名がサリー・スミスだったら、エリカ・エロティカの本名がルース・アン・コルベスカヤだったらどうだろう?記事を読むときの見方が変わってくるだろうか?

それから私はRead/Write Web(リード/ライト・ウェブ)が実施した調査に関する記事を読んだ。この調査によると「55%が通常あるいは必ずウェブ上で自分のIDを偽っている」ようだ。

我々が行った調査によりリード/ライト・ウェブのライターの間でゴシップ的な議論が持ち上がった。我々が調査で投げかけた質問は、「ウェブを使って身元を明かす必要がある際(匿名が許されない場合)、あなたは自分の身元をすべてあるいは一部偽っていますか?」というものだった。

すでに511票が投じられ、回答者のうち55%という驚くべき割合の人たちが通常あるいは必ずウェブ上で身元を偽り、身分を偽ることはないと答えた人は12%に過ぎなかった・・・。

・・・そういうわけで、おそらくウェブは人々、とりわけ若い世代にソーシャルネットワークや同様のサービスで、試しに自分のアイデンティティを使ってみることを促しているのかもしれない。

現実は、大部分の人が本名を使わず、オンラインという仮想空間も使って子供たちを育てているが、調査では特にブロガーのことを特定してはいない。どのぐらいのブロガーが自分のブログで本名を公表しているのだろうか?

読者に自分のことをさらけ出すとき、ブロガーには様々な選択肢が与えられている。さしずめ一部のブロガーにとっては大した問題ではない。彼らは言いたいことを、言いたいときに、堂々と言うことができるからだ。

ブログの評判を上げる方法はたくさんある。「私の記事読んでよ。読んだほうがいいよ。」と言うことも出来る。もしブログをビジネスにして、有名になってワークショップや会議で講演したり、本を書いたり、自分の作品に顔写真を載せたいなら、本名を使うか、ペンネームを1つだけ選んでそれをずっと使うようにするべきだ。私はこれを「自画自賛」ブログスタイルと呼んでいる。

しかし、誰もがこのような信憑性を求めているわけではない。自分の書くことや、そのやり方で信憑性を高めるブロガーもいるのだ。彼らのブログは記事がすべてを物語っているので履歴書と同じだ。彼らの名前は、記事と比べるとたいして重要ではない。

自分のビジネス、会社あるいは業界に関してブログをしている人は、報復を怖がって偽名を使っている。偽名を使うことで、自分たちのビジネスの評判を貶めずに自分の言いたいことが言えるようになるのだ。

ブログは匿名性を守り、言論の自由を与えてくれるので、ブログ自体が強力な言葉の武器になる。言論の自由が保障されていない国では、匿名ブロガーが迫害を恐れずに真実を世界に伝えることができるのだ。

またブログは同じゲームで異なるキャラクターを操作するように、色々な自分を演じる権利も与えてくれる。ブログする中で異なる役割を演じることができるのだ。

ブログの中の自分と本当の自分が違うことで、後々、天罰は下るのだろうか?マーク・トゥウェイン(またの名をサミュエル・クレメンス氏)に聞いてみよう。自分のサイエンスフィクション小説が出版されるように男性っぽい偽名を使ったアンドレ・ノートン(またの名をアリス・メアリ・ノートン)に聞いてみよう。名前を変えることが災いをもたらすかどうか本気で知りたいのなら、ローマ法王に聞いてみよう;-)

ブログで本名を使っているだろうか?それとも偽名を使っているのだろうか?偽名を使うことがブログにメリットをもたらすと思っているのだろうか?それとも逆効果だと思っているのだろうか?有名になったら、ペンネームでなく急に本名を使いだすのだろうか?

[原文へ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

人気の記事