Wednesday, 19 November, 2008

1年で1番長い月は2月

2月 2日 at 4:12 pm by アイリーン トンプソン -

美しき科学ブログの世界が始まって初の2月を迎えた。一年で一番長い月だ。窓の外には雪が舞い降り、美しい白銀の世界が広がっている。これまでは気温が高かったため、ノミや蚊が生存していた。彼らは15度以上気温があると攻撃を仕掛けてくるのだ。1月の終わりまでそんな状態が続いていた。

一年で一番長い月?クリスマスでもらったカレンダーを見ただけで、2月を一年で一番短い月だとなぜ言い切れるのだろうか。意義あり!私の種まきカタログは届いたのだが、種まきを始めていいものかどうか不安だ。それでもエンドウ豆、ほうれん草、そしてケールを既に植えていなければいけなかったようだ!何はともあれ、この「短い・長い」論争は目に見えない悪の大王が、宇宙正義の良識を破壊するために仕掛けた陰謀に違いない。

通常ならパンクサトーニーのウッドチャックのフィルは、マーモットの日(2月2日)に自分の影を見ることが出来る。しかし今年のマーモットの日は曇りであった。「彼ら」が言うには、影が見えないと冬が6週間も続かないらしい。しかし私が思うに、マーモットの日自体も悪の大王の陰謀の一つでしかなく、農家年鑑の表を当てにする人たちと同じだ(マジメな農家が言うことはかなりの確率で外れる)。これはローカルテレビ局の週間予想よりもひどい。2月2日と3月21日(「公式」な春のはじまり)まで6週間と6日間ある。また、パンクサトーニー・フィルが住んでいるのはペンシルバニア州だ。メーソン・ディクソン線よりも北部の地域で3月中に冬が終わることなんてありえるのだろうか?私はこの2月が短く設定されている卑劣なカレンダーと、我々の体内時計をもてあそび、1年間で2度も我々の頭を混乱させているサマータイムを同等のものと見ている。調子に乗って・・・このろくでなし!

そのため、A Blog Around The Clock(ア・ブログ・アラウンド・ザ・クロック)でコトゥルニクスの神経生物学分野の記事を見つけたときは嬉しかった。そう、あなたの予想通り、時間知覚に関する記事だ。セルビア生まれの彼の記事、「インターバルタイミングの新しいモデル」は、ジャーナル「Neuron」に掲載されている論文にリンクを貼っている。これはいい意味で空想的(寒い2月に読むには適度に軽く読める)な体内時間知覚の新たなコンピューターモデルに関するものだ。

このモデルでは、小石が落ちたときの池の小波のように、自覚意識が知覚を感じ取るたびに、脳細胞に反応の波が生じ、神経に伝わる。これらの反応は形跡を残す。それが小波だ。この小波が私たちの時間の感覚を作り上げるのだ。2月が異常に長く感じられる理由が説明されるので、私はこの見解が好きである。黒と白の間、グレースケールの世界は刺激がない。そして犬用のボウルに汲まれた水のように、小波は凍ってしまいがちだ。ああ、春よ、早くやってこい!

当然ながら、今年の春は有機栽培の園芸家としての私にとっては若干期待外れなものになるだろう。コルトゥニクスはまた「ScienceDaily(サイエンスデイリー)からセレクト」と題された記事で私の期待を見事に打ち砕いてくれている。この記事のセクション「春が来ても、満開は期待するな」では、記録的な暖冬により、色彩豊かな春は望めないと報告されている。なんてことだ。季節性情動障と果てしなく続く2月を克服する特効薬が今年は期待できなということだ!

さて話しは少し変わるが、ひどいエネルギー流出に悩んでいるのは私だけではないだろう。The Daily Transcript(ザ・デイリー・トランスクリプト)でアレックス・パラッゾは暗闇で顕微鏡を長時間覗いている生物学者から顕微鏡がエネルギーを抽出してしまうという理論を展開している。彼のブログのエントリ、「エネルギーを見せてくれ」には暗闇で4時間以上顕微鏡を覗いていると、眼球を通して体内のエネルギーが吸収されてしまうと記載されている。そうなると仮定して、エネルギーはどこかに向かうはずだが(エネルギー保存の法則)、行く先まではまだ突き止めていないようだ。アレックスはいろいろ考えたようで、持ち主不明の靴下で作られた秘島(ニュージャージー沿岸のどこか)に向かっているのではないかとも言っている。

当然ながらこれは生物学的というもよりも地理的な話になる。そのためアレックスはさらに悪乗りし、科学ファンが黒ヒゲの隠した財宝よりも興味を惹かれそうな、しつけへの可能性についても少し足を踏み入れている。私がいつも考えている理論を披露しよう。両親の体内にあるエネルギーは子供に流れるのだ。子供は常に必要以上のエネルギーを持ち、両親は逆にエネルギーが不足がちだ。この顕微鏡のケースだと、間違いなくエネルギーは眼球からレンズに落ち、スライドの上に置かれているモノに向かうというわけだ。私にとってはかなり分かりやすいけど・・・皆さんはどうだろうか?

私たちが顕微鏡をネタにしている一方で、オラックは「顕微鏡でScienceBlogs(サイエンスブログ)」を見ているようだ。オラックはBlogCritics(ブログクリティックス)で、残念ながら果敢にブログヘラルドのために素晴らしい事実、魅力的な新発見、そして恐れを知らない危険な科学の冒険を求めて果敢に科学ブログを見回り、ドキドキするような質問を投げかけ、誰にでも分かりやすく解釈しているT・Aではなく、「誰かさん」について語っているようだ。科学、教育、ブロゴスフィア、トリビアのファンに多大なる貢献をしている私(言っちゃった!)ではなく。

今のところはオラックの監視リストに入らずに済んでいることに感謝すべきかもしれない。いつくかのレビューに関しては相当ご立腹で、この匿名の作者はB級評価を下すことに取りつかれているようだ。私はオラックがいまだにこのレビューワーが恐らく彼の知っている人物だということに気づいていないのがちょっと信じられない。しかし、今月は2月。マーモットの日には時間が歪む。思考回路がおかしくなってもしょうがない。この魔法を打ち破るには、オラックが書いたゾンビ・ヒルターシリーズを読むことを薦める。とりわけ「帰ってきた。ミシガンを恐怖が包み込む」は傑作だ。寒い冬の夜、暖炉の前で足を組みながら、身も凍えるような(そして笑える)ストーリーを子供たちに読んで聞かせてあげよう。

現実をしっかり見よう。2月の憂鬱を吹き飛ばすには先走って、心を春色に染めるのが最も有効だろう。もしあなたも園芸家なら、この2月を乗り切るには種まきカタログが必要だ。都会に住んでいるなら、イースター休暇中に軽やかな足取りでやってくるあなたを心待ちにしている広大な片田舎や深い森を想像しよう。ジェイク・ヤングがPure Pedantry(ピュア・ペダントリ)に投稿した興味深い記事のなかで、旅行中に必ず子供が聞いてくる伝統的な質問への回答が掲載されている。キツツキの頭が破裂しない理由を「Igノーベル賞」(ノーベル賞のおふざけバージョン)を受賞した研究にリンクを貼り、なぜ人間にも、特別に衝撃を和らげるまぶたがあって、脳脊髄液がもっと少なければよかったのかを説明している。そうすれば鬱病になるぐらい2月が長引いても、頭をキツツキのように叩きつけてストレスを解消できるかもね!

今回の科学ブログはこれでおしまい。次回まで頭が無傷で発狂していないことを祈ろう。ええと次回の投稿は・・・まだ2月だ!

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