金曜日(1月19日)、The Huffington Post(ハッフィントン・ポスト)はHuffIt(ハッフイット)のパブリックベータ版をローンチし、密かにソーシャルニュースを始めた。
ハッフィントン・ポストは政治ブログとしてはトップクラスで、Technorati(テクノラティ)が把握している550万ものブログサイトのなかで6位にランキングされている。このためソーシャルニュースにもこの既存ユーザーのベースが見込める。彼らはサイトのフロントページに載ったネタで一番人気のあるもの(コミュニティが決定する)にスポットライトをあてるようだ。これが参加するモチベーションになると期待している。
ハッフイットはブランド設定をはじめとして、Digg(ディグ)と比較されることになるのは必至だ。票のことを「Huff(ハフ)」と呼ぶようだ。また同時に投票するという行為にもハフが適用される。ユーザーは「Huffers(ハッファー)」と呼ばれる。あれ、ディガーズ(ディグユーザーの通称)みたいだ。
ハッフイットを訪れると、どっから見てもブログにしか見えないインターフェースがあなたを待ち受けている。これこそが他のソーシャルニュースサイトとの大きな違いだ。つまり記事の全文が掲載されている。彼らは事前に選ばれた数百のソースからコンテンツをそぎ落としていく。そのためハッフイットは真新しいソーシャルニュースサイトが直面する問題の一つ、「ネタ不足」とは無縁だ。
ニュースのカテゴリーはハッフィントン・ポストの読者が好みそうなコンテンツのタイプを反映している。彼らが広く一般に門戸を開くのと同時に、既存の政治分野のオーディエンスに訴えていくことは間違いないだろう。私は政治コンテンツと政治ブログのコンテンツが分けられていたので嬉しかった。今まで多くのサイトがこれら2種類を区別しようとして苦しんでいる姿を見てきているからだ。また、ハッフィントン・ポストのフィードには自分たちのカテゴリーが用意されており、すべてのコンテンツが自動的に投稿されるようになっていることも付け加えておこう。カテゴリー内の変更は、AJAXが巧みに実行する。こうすることでページを更新する手間が省けるのだ。
記事の投稿は簡単だ。サイトにはブックマークレットが用意されており、投稿するさいに種類とカテゴリーの選択を求められる。タイトルは自動的に生成される。これ画像認証と併用することで、投稿プロセスがReddit(レディット)並みに簡単になる。
ソーシャルという局面に関しては、このサイトは物足りないと言わざるをえない。ソーシャルニュースに慣れ親しんでいる人は投稿されている記事に対してコメントを残せないので残念がるだろう。さらに、友達を作るシステムがないので、ユーザーは各ハッファーのプロフィールを自分で回って確認しなければならない。因みに私のページはここ。
私が気になった点がもう1つある。それはシステムに、既に存在するURLを送ることができてしまうことだ(つまりかぶってしまうのだ。)これは早く解決してもらいたい。さもないと記事への支持(特に人気のある記事)が複数の投稿に分割されてしまうからだ。
結局のところ、ソーシャルニュースサイトの価値は記事を投稿する人から派生している。すべてのサイトの投稿者それぞれに特徴がある。大勢のオーディエンスがソーシャルニュースの深い谷に吸い込まれていくのが目に見えるようでおもしろい。ハッフィントン・ポストを長年追っている一読者として私は、彼らがコミュニティをどのように生かしていくのか気になってしょうがない。
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