今回の美しき科学ブログの世界では、科学者たちが興じる興味深い娯楽(彼らしかできない)をいくつか紹介しよう。まずは、ゾンビに関するタイムリーな分析のニュースが届いたので見てみよう。
もしあなたが恐怖を感じたことがないなら、手始めに数年前アリゾナ大学で量子脳理論を受講したときに学んだゾンビ危機のことを話してあげよう。この学校の講師陣のなかに、ゾンビを溺愛する哲学者、デビッド・チャルマーズがいた。彼はゾンビに関する論文を多数発表しており、Zombies on the Web(ゾンビズ・オン・ザ・ウェブ)の編集者でもある。このサイトは真のゾンビ狂が鳴いて喜ぶ内容だ。ハリウッドのゾンビ、ハイチのゾンビ、哲学的ゾンビ、自分の中のゾンビ、機能上のゾンビなどなど。チャルマーズは自分のコレクションのなか各ゾンビにリンクも貼っている。
coalesced(コウアレスト)に掲載されているRPMが投稿した「ゾンビ族の進化」というタイトルのコラムを見たとき、私は怖いもの見たさで覗いてしまった。このコラムで彼は永遠に続くゾンビ議論の最新情報を提供してくれている。彼の友人の科学ブロガー、アンダース・サンドバーグがAndart(アンダルト)に載せた「ゾンビ進化疫学」というコラムが紹介されているのだが、このコラムには、素晴らしい分析が展開されており、ゾンビが効率よく脳みそを食べられるようになるにつれ、人間の人口が減少するというシミュレーションのグラフが添えられている。心配はご無用。マックス・ブルックスが書いた「The Zombie Survival Guide(ゾンビから身を守る方法)」のコピーを財布に、車のグローブボックスに、トイレの本ケースに、コーヒーテーブルの上に常に用意しておけば、問題ない。適者生存の法則ここにあり!
ゾンビの進化論と適者生存の法則について勉強してきたが、Dr. Joan Bushwell’s Chimpanzee Refuge(ドクター・ジョアン・ブッシュウェルズ・チンパンジー・レフュージ)というサイトでケビン・ベックは科学思考のウェブコミック「Saint Gasoline(セイント・ガソリン)」のサイトに私たちを導こうとしている。オンラインコミュニティでアスハット(愚か者)から身を守る方法について学ぶためだ。ご存知だろうが、個人的な思い上がりや無意味なケンカが科学的な根拠や筋を通した話し合いよりも重要視されているブログサイトを支配しているのがアスハットだ。「セイント・ガソリン」では私たちが仮想現実の世界で共存しなければならないこれらのアスハットが「進化的に安定」な人数に達したと言うのだ。さらに彼らは普通のブログサイトが対処できる以上の参加者を惹きつける傾向があるため、彼らと対処する方法を学ぶのは悪くはない。ただし、好きでもない人たちと付き合いで一日一緒にいなかればならないような日(現実)を切り抜けて、溜まったストレスを発散したいなら話は別だ。
彼らにとってのブロゴスフィアはさしずめ心理的な遊び場やグループセラピーでしかないのだろうか。さらにすごいのは、アスハットのなかには自分の科学ブログを持っている輩までいるのだ。そうすれば悪さをしても締め出されることはないし、好きなだけコメント投稿者を攻撃することもできる。この中でも最もタチのわるいのがPZ マイヤーズだろう。その彼のブログがPharyngula(ファリンギュラ)だ。このブログサイトはサイエンス・ブログ・オブ・ザ・イヤーに二年連続で選出されている。彼は初期に、そして頻繁に投票できる狡猾なインターネット投票スキームを利用しているのだ。
マイヤーズ教授は自分の政治的、反宗教的な口調で生物学を語ることがある(頭足動物の可愛い写真つきで)。彼はペニスの発達や外陰部の形成等の卑猥な科学情報を提供している。これはそこまでアスハット的ではない。しかし先に教えておこう・・・これらは人間ではなく、対象が寄生虫なのだ!オェ!
さて話しはうって変わって、スパムフォルダに蓄積された、その発達しきったペニスを大きくする製品情報からたいしてメリットを享受していない科学マニアの人たちに、物理学の分野から悲しいニュースが届いた。Uncertain Principles(アンサーテン・プリンシパルズ)でチャド・オルゼルは今月の「フィジカル・レビュー・レター」に掲載されていた余次元の最大サイズに関する実験を紹介している。彼のコラム「余次元が縮小化」によると、余次元は0.045ミリメートルよりも小さくてはならない。これは「暗黒エネルギーの尺度」よりも小さい。ショーン・キャロルはCosmic Variance(コズミック・バライアンス)のなかでワシントン大学で行われたこの実験の詳細を記述している。
極小と言えば、ブロガーのビーはBackreaction(バックリアクション)で、量子重力の実験に最近注目が集まる中、今回のワシントン大学の実験結果が欧州原始核研究機構(CERN)の計画していた大型ハドロン衝突型加速器(LHC)での実験にどのように影響するのかまとめている。「マイクロ・ブラック・デー」は過去記事や、ウェブ上の論説や論文にリンクが貼られており、ミクロホールの形成の見込みについて議論されている。支援を求める主唱者はミクロホールによって地球のエネルギー問題が解決されると主張しているようだ。この理論に真剣に反論しているところを見ると、ビーはこの主張をそこまで信頼しているわけではないようだ。
最後になるが、こういった科学ブログの素晴らしい情報すべてを頭に取り込むのに頭痛を伴うようなら、Omni Brain(オムニ・ブレイン)にスティーブ・ヒギンスが投稿した「マインドコントロールと頭部切断」で彼の見解を読むことをお勧めする。頭部を移植すれば問題も解決されるはず!この手術には保険利くのだろうか?また、これは待機手術に相当するのだろうか?私の頭痛の原因は見当違いが原因のようだ・・・。
恐れを知らない科学ブログウォッチャーからの報告は以上!引き続き楽しいウェブサーフィンを!
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