ソーシャルニュースの世界に引き込まれた理由を聞かれることがよくある。この質問はDigg(ディグ)を始めたころに比べると、今ならもっと答えが挙げられそうだ。この中には、ソーシャルニュースを一旦始めるとやめられなくなってしまう理由が隠されている。
ソーシャルニュースサイトが登場する以前、私はオープンな考え方が染み付いたオフィスで働いていた。従業員はよく現在のイベントにリンクを貼り、インスタントメッセージを送っていた。それを読んだ人がコメントを出したり、しゃれた見解を加えたりしていた。私にとってはこれがソーシャルニュースの原型だ。ディグのシステムを見て、この会社のことを思い出した。
自分の投稿がフロントページに初めて載ったとき、私を含め、大勢の人がディグに惹きつけられたはずだ。なにか面白い記事を載せたことが判明すると、ちょっとしたラッシュが発生する。これはゲームでプレイヤーのレベルが上がったときの喜びに似ている。また、プレイヤーのレベルアップと同様に、次のレベルに進むモチベーションとなるのだ。
ソーシャルニューサイトの世界に飛び込んでくるユーザーのなかにはお金目当てのユーザーもいる。Netscape(ネットスケープ)はお金を払って彼らにブックマークするように人を雇い、Newsvine(ニュースバイン)には広告収益共有システムが用意されている。これらのサイトのフロントページを狙い、鼻の下を伸ばしたコンテンツ作成者もいる。また、SEOコンサルタントたちは「ソーシャルメディア最適化」サービスを顧客に提供しはじめている。スポンサーに約束した広告の多くをディグに頼る サイトさえ存在する。
しかし、ソーシャルニュースを自分から始めたのではなく、身に降りかかってきたユーザーもいるはずだ。ネットスケープが去る6月にソーシャルニュースフォーマットの改訂版をローンチしとき、以前のポータルサイトに慣れ親しんでいたユーザーの中にはがっかりしたユーザーもいた。本当にがっかりしたユーザーは不満を記事にして投稿しはじめた。そうすることで彼らは知らず知らずのうちに新しいプロセスに引き込まれていったのだ。まもなく、ほとんどのユーザーが腰を落ち着け、抗議することもしなくなった。
一度この世界に引き込まれると、もう一つの魅力が待っている。「ソーシャルの雰囲気」だ。参加すればするほど、共通の興味を持った人とより多く出会える。私も記事を読むとき、知り合った友達のことを考えていることがよくある。この友達関係には、オンライン上のちょっとした知り合いレベルからビジネスパートナーレベルまで様々だ。私の友達の中にはディグとコネがあるためコンサルタントになった人も数人いる。2人のソーシャルブックマーカーが出会い、恋に落ちて、結婚する、私はそんな瞬間を待ち続けている。(ヘッドライン:「ディグで一目惚れ」)
そして、ソーシャルニュースにどっぷり浸かるようになると、辞める人はほとんどいなくなる。もし私の知り合いがディグ、ネットスケープ、あるいはニュースバインから足を洗ったという話を聞くたびに私が1セントもらえるなら、大きな貯金箱が必要になりそうだ。間違いなく、彼らは数時間か数日中にもどってくるからだ。ユーザーを手放さないことも、我々がコンテンツを楽しむ過程に後々まで影響を与えていく原因の一つに数えられるだろう。
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