Wednesday, 19 November, 2008

ブログとは信念の鏡

1月 10日 at 10:07 pm by スコット カープ -

スティーブ・ジョブズは読者の皆さんが思っていることは何も語っていない。グーグル」もCraigslist(クレイグズリスト)もそうだ。盛り上がる「ソーシャル」、「共有」、「コミュニティ」をよそに、近年の成功のほとんどが「集団的な知識」よりも一人のビジョンによってもたらされているのだ。ニック・カーも同じようなことを指摘している。

実際にジョブズはウェブ2.0の理念を無視することなどできなかったのだろう。つまり何かもが大きなプラットフォオーム、オープンシステム、平等主義、そしてユーザー生成コンテンツ次第だ。ジョブズが牛耳るiPhone(iフォン)はiPodと同様に小さな要塞のようだ。何でも揃っている。これは一人のエリートの独壇場でしかない。我々は500ドルのチケットを買って入場することが許されるのだ。しかしショーが終わるまではずっと着席していなくてはいけない。ユーザー生成コンテンツ?バッテリーすら変えられないくせによく言うよ。ジョブズの世界では、ユーザーはユーザー、クリエーターはクリエーター、この両者が出会うことは決してないのだ。

アップルは製品テストをしているのだろうか?グーグルはUIテストを実行しているのだろうか?これらの記号は常にユーザーのフィードバックをもとに製品を改善しているのだろうか?もちろんやっている。しかし結果はどうすれば上手くいくかを考えて、まとまった意見が反映された製品が生まれる。意見が無視されていると言っているわけではない。— 私が言いたいのはすべてがまとめられて勝手な結論が導き出されていると言っているのだ。

ジョン・バッテルはウェブ2.0サミットでクレイグズリストのCEO、ジム・バックマスターに質問した。「なぜテキスト広告をサイトに表示させてお金を儲けようとしないのですか?」この質問に対して、ジムは次のように答えた。

誰もテキスト広告を載せて欲しいという要請がないんですよ。それに尽きます。ユーザーからの要請があれば我々も考えますよ。

もっと簡単に、例えばこういう風に答えられたはずだ。「サイトに広告なんて載せたくないんだよ。載せるとしても準備がしっかり整ってからだ。以上!」

ブロガーとライターへの教訓がここに隠されている。成功しているブロガーを思い出して欲しい。— 彼らは総意を気にしてブログなんてしていないし、誰かを喜ばせようなんてしていない。— それどころか彼らは当たり前のように人々に苦い思いをさせている。彼らは周りを見て、見たままを書く。間違えることもあるだろう。そうなった場合誰にも頼らずに謝って、是正する。しかし彼らの書くブログには彼ら自身の世界観が反映されている。

私が投稿したブログの記事の中で人気を集めるものは純粋な信念から生まれている。— 私はこういう記事を読み直しながら、「なんて馬鹿なんだろう。完全に間違えている」とよく思うものだ。しかしこれはどうってことない。私は当時自分が見たままをブログに反映させた。— その後寄せられたフィードバックに耳を貸して、自分の考えを変えることもあった。しかし誰かを喜ばすために記事を書いたことは一度もない。

昨日、私は「Apple iフォン」に関する記事をブログで書き、見事なイノベーションだと詠った。投稿する直前に躊躇した。 — 誰も賛成してくれなかったらどうしよう。そうなれば確実にブロゴスフィアでは一日中iフォンの欠点に関する議論ばかりが展開されることになるはずだ。しかし私は投稿した。自分以外の人の意見を反映させるために鏡を立てて、読者のために何かいいことをしようなんて思わない。

この投稿が誰かの神経を逆撫でしてしまう可能性はあるだろう。それでも私はいつの日か自分の考えを改めることが許されるはずだ。

これはあくまでも現在の私の考えに過ぎない。

[スコット・カープの信念を読みたい人はPublishing 2.0(パブリッシング2.0)を読もう。]

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