Wednesday, 19 November, 2008

奇跡のバッファロー、狂牛病にならない牛、無重力セックス

1月 6日 at 11:04 am by アイリーン トンプソン -

今回の美しき科学ブログの世界は、LiveScience blogs(ライブサイエンス・ブログズ)のIT専門家、ジェイソン・ホックから届けられた奇妙なニュースから見ていこう。昨年の9月、彼は自分の生まれ故郷ウィンスコシン州、ジェーンズビルにあるハイダー家の農場で生まれた「Miraculous(奇跡2世)」と呼ばれるホワイトバッファローの得ダネを投稿した。これが単なるアルビノ異変だったら、先住民の盛大な巡礼旅行が組まれることもなく、野次馬がやって来ることもないだろう。多くの先住民はホワイトバッフォローが精霊だと信じているからだ。そのため、最初のホワイトバッファロー、「Miracle(奇跡)」が生を宿した1994年、ハイダー家は自らのとうもろこし畑を押し寄せる先住民のために駐車場に変えた。


ジェイソンの記事によると、先住民の預言者が言うには「本物」のホワイトバッフォローはチェンジリング(妖精が子供を取り替える行為)により誕生する可能性があるようだ。アルビノ異変のホワイトバッファローは生まれてから死ぬまでずっと白いままだが、「精霊」として生まれたホワイトバッファローは生まれたときは白いが、その後毛色が黒→赤→黄色と変わっていくと言うのだ。「奇跡」はこの変化を見事に達成した。

2頭目のホワイトバッファローは1997年に生まれたが、その数日後帰らぬ「牛」となった。そして「奇跡」も2004年にその生涯にピリオドを打った。それから、信じ難いことだが、3頭目のホワイトバッフォローが2006年の9月に三度ハイダー農場に生まれたのだ!彼女が「奇跡2世」であり、先住民の巡礼旅行が計画されたのだった。

しかし、ジェイソンが「雷に二度打たれる:ハイダー農場のホワイトバッファローの続報」で報告しているように、さらに奇妙な出来事が起こったようだ。なんと「奇跡2世」が雷に打たれたというのだ!

なんと言っていいのやら・・・。精霊の王が1世代につき1頭の「奇跡」で十分だと決断したと考える人もいるだろう。この結果、ハイダー農場では、駐車場用のスペースでとうもろこしを栽培することができるようになった。少なくとも精霊のユーモアのセンスを試すために新たなホワイトバッファローが生まれるまではの話だが(あるいはハイダー家が真夜中のドンちゃん騒ぎを我慢できるようになるときまでは)。

しかし私はこのハイダー農場のバッファローの出産を追いかけて、この農場で新たなチェンジリングが生まれるかどうかの賭けを始めようかと思う。誰か参加する人いない?

私たちが農場の家畜について語っている一方で、マウントシナイ大学の医学生、ジェイク・ヤングは彼のブログ、Pure Pedantry(ピュア・ペダントリ)で、牛の繁殖に関して興味深い進展があったことを伝えている。去る12月の下旬、食品医薬品局(FDA)がクローン動物を加工した食品は安全だという結論を出したことをうけて、ジェイクは狂牛病の原因とされているプリオンタンパク質を持つ遺伝子が存在しない牛をクローンすることができるようになったと述べているのだ。

プリオンがなくても牛は生存することが可能で、何の問題もなく成長する。ジェイク・ヤングは農務省の研究チームが、実際にこのタイプの牛をクローンして、単純にこの遺伝子操作したクローン牛と家畜をすり代えることで、恐るべき致死率100%の狂牛病の感染を抑えられる可能性があるかどうかを実験しているようだと報告している。

数十年もの間、企業に管理され、農業と製薬会社の利益のためだけに利用されていた遺伝子操作テクノロジーが、市民の健康や安全のために使われることになるのは喜ばしいことだ。この分野は科学/テクノロジーのなかでも移り変わりが速い分野なので、新しい開発や適用例が紹介されたらすぐに科学ブロガーたちの議論をチェックしよう。

精霊や牛の畜産の話はもう止めて、宇宙での私たち人間の生殖活動の実現について語ろう!レオナルド・デビッドは彼が書いたコラム、「宇宙でのSEX:重力を味方につけろ」のなかで、誰もが一度は不思議に思うメカニズムの問題について探求している。彼はNASAの物理学者、ジェイムズ・ローガンの言葉を引用し、挑戦者たちが事前に準備をしない限り、この行為が「ワイルドな投げ合い」になるだろうと説明している。そしてコロニースペースシップ内の微小重力で子供が生まれたとしても、骨格が脆く、普通の重力では生活できないようで、また重力場で動くために必要な神経と脳の連結も発達しないとのことだ。そのためレオナルドは、スペースシップ内で地球の重力をシミュレートできるようになるまでは、入植者たちを宇宙に送り出すのは止めよう、と言っている。

それでもこれだけのことでは宇宙旅行者や宇宙ステーションの仮の住民たちはこのあくなき探求をやめることはないだろう。なぜかと言うと、この「事前準備」に関する最初の正式なレポートを書けば、Science Magazine(サイエンス・マガジン)で注目を集めるのは確実だからだ。そして科学ブロガーたちは好色な議論に熱中するはずだ。まるでずっと前から存在した学問のように!

これはサイエンスフィクションではない。Space.com(スペースドットコム)のライター、タリク・マリクは彼が投稿した記事「ジェフ・ベゾの「Blue Origin(ブルー・オリジン)」社が明かしたロケット発射の詳細」で、同社のウエストテキサススペースポートで行われていたシェパードプログラムに触れており、何度でも使える打ち上げ機のテストが成功したと伝えている。現在彼らはエンジニアを募集しているようで、2010年に商業運転を開始する予定だ。そんな訳で、若者よ、貯金を始めよう!私たちのような一般人でさえ宇宙から地球を見ることができるようになる。そしてあのメカニズムについても実験できるかもね。

[原文へ]

[Miracle’s Website(奇跡のウェブサイト)の写真を転用]


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