ブログに出会ったころ、私は出版業界にいた。私は手に職を持っていた。当時私はブログこそ物書きの訓練としてはうってつけだと思っていた。同時に、エレベーターに乗っている最中の携帯電話をやめさせることができるような場所を作りたかったのかもしれない。飛行機内、エレベーター内の携帯電話の会話にはいらいらする。会話の内容が気になってしょうがない。誰かが「フラッフィー」という名の猫のことを話している間、私は私でいられなくなってしまう。
そんなこんなで私はブログを始めた。ブログは私にとって自分が幼少期を過ごした、土手があって、古いホワイトオークの木が生い茂った裏庭のようなものだ。携帯電話さえ持ち込まないことを条件に、誰でも歓迎していた。
ほとんどの新人ブロガーと同様に、私はこれから出会うであろう人や、交わされることになる会話に対して準備ができていなかった。何を学べばいいのか、どこに行けばいいのかなんてさっぱり分からなかったが、何よりも考えを交換できることに魅力を感じていた。
ブログとは読んで、書くだけではなく、耳を傾け、話しかけることだと私は悟った。田舎の雑貨屋に例える人もいたが、私にとっては、お父さんの客室だ。人が出会って、話しをして、思いを巡らせるからだ。
答えは一つだけではない。ブロガーなら知っているはずだ。なんて斬新で、なんて魅力的なんだろう。
かつて私は飛行機で夜を明かし、夢を見て、空想を働かせ、それを言葉として書き留めた。今はコンピュータの中にいれば、みんなが私に会いに来てくれる。
豊かで、自主的で、それでいて活発なコミュニケーションは心がときめく。そして常に控えめなのがいい。言葉が永遠にオンライン上に残る。ブロガーはそれが分かっている。彼らにとっては大事でかけがえのないことだ。それがあるから会話のレベルが上がり、思い付きではなく、しっかり考えてから意見が共有されるのだ。
近頃は自宅から毎日携帯電話でブロガーに電話をかけている。もちろんエレベーターからは誓ってかけてない。
私が普通に電話で世間話をしているのだと思う人もいるだろうが、私は電話上でブログをしているのだ。リアルタイムで会話をしていることは確かだが、「フラッフィー」という猫のことを話しているわけではない。私たちは、創作、テクノロジー、地球の行く末、不便なマルチタスク、人々が相互に結びつくために必要とされること、さらに国境の垣根を越えた奥深い会話の一翼を担える素晴らしさを語っているのだ。
ブロガーは生きるインターネット
私はブロガーの友達と現実の世界でも会うことがある。会話はオンラインと同じように進む。お互いの話を聞いて学ぶのだ。私たちは思想、夢、そして助け合いについて語り合うのだが、決まって最後のトピックは「助け合い」に落ち着く。
そして現実から現実に戻る。しかし世界観が変わっている。少し未来のことが見えるようになった気がする。私はブロガーの世界にいたのだ。
[リズ・シュトラウスはLiz Strauss at Successful-Blog(リズ・シュトラウス・アット・サクセスフルブログ)でブログを書いている。]
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